松崎力が答える!Q&A

『松崎力セミナー』は、セミナー前から始まっています!

 

参加者はML(メーリングリスト)上で、

講師の松崎先生に質問をする事ができます。

 

・道徳の教科化が間もなくですが、

 どのような事に注意して授業をすれば良いのでしょうか?

・文化祭で演劇に取り組みたいと考えています。演劇指導のポイントは何でしょうか?

などなど。

 

昨年度も、参加者から数々の質問が出ました。

そして、その質問に対して松崎先生が丁寧に答えてくださいました。

 

ぜひ、あなたも松崎先生に質問しませんか?

昨年度の Q&A


 

Q.荒れた学級でも熱中する授業は?

荒れた学級を担任することになりました。

そのすごさに唖然としました。

 

そんなクラスでも全員が熱中したのが五色百人一首です。

現在も毎日やっていますが、全員が集中して対戦します。

 

松崎先生も荒れたクラスをたくさん担任されたことと思います。

その中で、熱中した授業、おすすめの授業がありましたら、

ぜひ、教えてください。

  

A.楽しいな、と思わせる事が大切です。

私の場合も、同じように

五色百人一首をやります。

これは、学級にはルールがあるということを

示すことができますから。

 

やはり授業が大切ですから

楽しい授業をたくさん用意します。

『口に二画』は、定番ですね。

そのほかには、『アチャラ(向山洋一氏の学級通信)』に書かれている

楽しい授業をたくさん行います。

 

クイズなども取り入れます。

この先生といると、楽しいな、と思わせることが大切です。

 

 

 

 

Q.「詩」の授業をするために教材研究しています。

  教材研究のポイントを教えてください。

国語で「詩」の授業を行うために教材研究をしています。

ですが、発問づくりで行き詰まり、困っています。

 

A.教材研究の方法として、以下のような手順があります。

教材研究の方法として、以下のような手順があります。

 

1 繰り返し音読をしましょう。

音読をすることによって、細部まで見えてきます。

よく100回音読と言います。

短い教材ならば一度は挑戦してみてもいいかもしれません。

 

ここで、ノートを用意しましょう。

 

2 教材文を書き込みましょう。

ここで気が付いたことを自由に書くのです。

発問ということを意識すると、書けないですから

何でもいいから自由に、ということを意識しましょう。

 

3 先行実践にあたりましょう。

これは、大切なことです。

先人は、どのような発問をしたのか、まず研究しましょう。

指導書も大切です。

それも先人の研究の一つなので、必ず目を通しましょう。

これらをプリントアウトして、ノートに貼ります。

そこに、気付いたことを書き込んでおくのもいいことです。

 

4 100発問に挑戦しましょう。

どんなことでもいいのです。

100を目指します。

助詞一文字を扱う発問でもいいのです。

なかなか100には達しませんが、努力します。

寝ても覚めても考えます。

 

5 発問と作業指示を選びます。

5分の授業でしたら、メインとなる活動を2つは考えてください。

そのメインに至るまでに、小さな発問指示を積み重ねます。

 

6 実際に仲間や子供、家族に出してください。

首を傾げたり、変な顔をしたところが、分かりにくいところです。

そこを修正して、より分かりやすくしてください。

この繰り返しが授業構成力を育ててくれます。

 

7 ビデオに撮って、自分で見てください。

ここでは、態度を中心に見ていきます。

笑顔、声、立ち位置等です。

できれば、全体を巻き込むような誉め言葉や笑い声を入れます。

これは、教師自身が作り出すものです。

 

私も、今でも、このようなことをしています。

参考になれば幸いです。